次に、特に個人のためのコンピュータという意味では、アラン・ケイが1972年のACM National Conferenceで発表したA Personal Computer forChildren of All Agesにその言葉が見られる。ここで言うパーソナルコンピュータとは【 ダイナブック 】の事である。現在一般的には、入力機器としては、キーボード・マウス(ポインティングデバイス)など、出力機器としては、ディスプレイ・プリンタなどと組み合わせて利用しているのがごくごく【 一般的 】な使い方であると思う。
次に歴史を綴ってみたいと思う。
パーソナルコンピュータは、1970年代のアメリカ合衆国で幕開けとなった。当初はAltair 8800や、アップルコンピュータ、タンディラジオシャック、コモドール、アタリなどによる、8ビットの【 マイクロプロセッサ 】を用いた製品が登場し、後にIBMやアップルコンピュータ等によってより高性能なものが開発されていった。この発明には多くの黒人技術者が携わったと聞いている。そして、製品名に初めてパーソナルコンピュータという造語が用いられたのは、1984年のIBM Personal Computer model 5150(いわゆるIBM PC)である。